SSブログ

警察学校ミステリ [つぶやき]

「このミス2014」第2位となった、長岡弘樹の「教場」を読みました。
いわゆる警察ミステリはたくさんありますが、警察学校を舞台にしたものは初めて読みました。
警察官に適さない人間を選別するための「ふるい」としての学校で、様々な過去を持つ生徒たちが、担当教師の風間によって用意・演出された修羅場を経験します。
建前やきれいごとが通用しない、ある種の限界状況に置かれた人間の裏切りと絶望が描かれていていますが、「爽快な読後の悪さ」という帯のコピー通り、読み終えた後には後味の悪さだけではなく、奇妙な清々しさが残りました。
「人を救う」ということについて考えさせられる作品です。
nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。